草なぎ剛、韓国人俳優との共演に笑顔! 得意の韓国語で通訳も!
舞台「ぼくに炎の戦車を-Bring me my chariot of fire-」の公開リハーサルおよび囲み取材が3日、赤坂ACTシアターで行われ、出演者の草なぎ剛、チャ・スンウォン、広末涼子、香川照之らが日韓関係をテーマにした同作をアピールした。
本作は、映画『血と骨』の脚本家であり、劇作家としても2008年の「焼肉ドラゴン」で国内の演劇各賞を総なめにした鄭義信の新作。今からおよそ100年前の韓国を舞台に、韓国の伝統文化を愛した日本人と、彼を取り巻く市井の人々を描き出す人間ドラマだ。
今回、草なぎが演じるのは、民藝運動を起こした思想家の柳宗悦をモデルとした青年教師の柳原直輝。間もなく公開となる映画『任侠ヘルパー』とはまったく違うキャラクターとなるが、「今度は頭の良さそうな学校の先生の役です。こんなにしっかりと韓国の俳優さんと一緒に演技をしたことがなかったので、刺激的な毎日を過ごしています」と振り返った。
共演者のチャ・スンウォンとは5年ほど前に対談をしたことがあるといい、草なぎは「僕は彼のお芝居が好きなんですよ」と切り出す。それに対してスンウォンは「草なぎは誠実で、日本のビッグスターだとはわかっていたけど、今回1か月のけいこ時間でも本当にいい印象だった。本当の意味で、いい友情関係が築けた」と返答した。
なお、韓国語が得意な草なぎは、スンウォンのコメントを自ら日本語に翻訳。間違っていないかどうか通訳が確認したところ、「間違いございません」と太鼓判を押されるなど、改めてその語学力をアピール。この当意即妙な対応にはスンウォンも「すごい!」と驚いてみせるなど、会場は大盛り上がりだった。(取材・文:壬生智裕)
舞台「ぼくに炎の戦車を -Bring me my chariot of fire-」は12月1日まで赤坂ACTシアターで上演(その後、大阪、韓国でも上演予定)