TOKIOがYUKIとコラボで17年ぶり映画主題歌!国分×乙武出演作
歌手のYUKIが歌詞を提供した人気グループTOKIOの新曲「手紙」が、国分太一と乙武洋匡が出演する映画『だいじょうぶ3組』の主題歌に決定した。TOKIOが映画主題歌を担当するのは、1996年公開の『That's カンニング! 史上最大の作戦?』以来17年ぶり2度目。
『だいじょうぶ3組』はベストセラー「五体不満足」の作者である乙武が、小学校の教員を務めた経験を基にした小説の映画化作品。優しく友達思いだが教師として一度挫折してしまった補助教員(国分)と、底抜けに明るく前向きだが生まれつき手足がない新任教員(乙武)がコンビを組んで、28人の生徒と共に過ごす1年間が色鮮やかに描かれる。
今年ソロデビュー10周年を迎えたYUKIが、TOKIOに歌詞を提供するのは今回が初めてのこと。「映画に合った作詞をしたい」というYUKIが脚本を何度も読み込み完成させた歌詞は、映画の世界観にぴったり合ったものになっているという。乙武は「子どもの頃の記憶をぎゅっと抱きしめたくなるような切ない歌詞。エンドロールで流れるこの曲が、物語の余韻を何倍も味わい深いものにしてくれる」とコメントした。
一方、主演作でTOKIOとして主題歌も担当することなった国分はこのコラボレーションについて「YUKIさんの曲はよく聴いていて、ライブを観に行ったりもしているので、ミュージシャンとして一緒に仕事ができたことはうれしいです。宝ですね」と喜びを隠し切れない様子。「お子さんもいらっしゃるYUKIさんの気持ちが歌詞に表われていて、曲の余韻につながるのではないかと思います」とYUKIならではの歌詞を分析している。
作曲は、ソロデビュー後のYUKIにも多くの曲を提供している蔦谷好位置。ボーカルの長瀬智也が独特のハイトーンをあえて抑え、バンドも全体に少し抑えた演奏に徹することで、これまでのTOKIOの楽曲に比べて大人の余裕を感じさせる仕上がりになっているとのこと。ドラムの松岡昌宏がレコーディング直後に「これまでの中で2番目に難しいドラムだったぁ~」とこぼしたという同楽曲が持つ独特な軽快さも聴きどころの一つだといい、エンドロールまで見逃せない作品になっているといえそうだ。(編集部・市川遥)
映画『だいじょうぶ3組』は2013年3月23日より全国公開