“一発屋”ムーディ勝山、スギちゃんの早期退院に不安
13日、楽しんごやムーディ勝山ら一発屋芸人5人による男性ユニット「再生可能ボーイズ」結成発表会が渋谷・ヨシモト∞ホールで行われ、来年同じ道を行くのではと危惧(きぐ)しているスギちゃんへアドバイスを送った。
「右から来たものを左へ受け流すの歌」が大ヒットしたものの、現在ほとんど仕事がないというムーディは、「テレビに出過ぎると(飽きられて)良くないので、(スギちゃんの)早期退院は良くなかったと思う。しっかり3か月入院していた方が良かった」と不安をポロリ。レイザーラモンHGは「同じ薄着芸人として、冬対策をしっかりしていただきたい」と健康を気遣っていた。
発表会では“一発屋”という同じ傷を持つ芸人同士の心中も明かし、2005年に流行語大賞にノミネートされ、最高月収が1,000万円あったというHGは「一発屋と認めたくなくて逃げ回っている時期もあって、3年前ならこの仕事は断っていましたね。今は有吉(弘行)さんみたいに2発目を目指して頑張っています」と受け入れられるようになったと吐露。
さらに天津の木村も、「月収が最大390万円あったころもありましたが、先々月はテレアポのアルバイトをしていました」と打ち明ければ、プライドが高いといわれていたムーディが「当時は『右から右から』でやらせていただいていましたが、今は『下から下から』やらせていただいております」とすっかり低姿勢なキャラに変化した様子。
そんな悲哀に包まれる中、楽しんごだけは今年5月に整体院「癒しんご」の名古屋ヒルトンプラザ店を出店したことを笑顔で報告。「本業の方で頑張りたいと思います」と整体師としての好調ぶりを明かすなど、明暗が浮き彫りになっていた。
「再生可能ボーイズ」は、経済産業省資源エネルギー庁と吉本興業がタッグを組んだ、再生可能エネルギー応援プロジェクトの一環として結成。メンバーはレイザーラモンHG、木村卓寛(天津)、楽しんご、三瓶、ムーディ勝山の5人で、今後は全国各地で再生可能エネルギーの普及イベントなどを行う。会見の司会はヒデ(ペナルティ)が担当した。(取材・文:中村好伸)