『最強のふたり』英語版リメイクでコリン・ファースとクリス・タッカーがタッグ?
映画『アメリ』を抜き、世界で最も観客動員数の多いフランス映画となったことも話題になった『最強のふたり』のハリウッドリメイクに、『ラッシュアワー』シリーズのクリス・タッカーの出演が検討されているようだ。
本作は、事故により全身麻痺となった大富豪と、彼の介護のため雇われたスラム出身の黒人青年の友情を描いたヒューマン・コメディー。好評価が口コミで広がり、日本でも49スクリーンという小規模公開のスタートながら公開館を増し、興収13億円を突破する異例のヒットを記録。アカデミー賞の外国語映画賞のフランス代表にも決定しており、ノミネートも期待されている。
そんな本作の英語版リメイクへの出演についてタッカーは、blackfilm.comのインタビューの中で「今製作陣と話し合いをしているところなんだ。何とかなってほしいと願っているよ。何といっても、あの作品が大好きなんだ」などと答え、「だから、出演の可能性はあるね」と応じたという。
リメイク版の監督には『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』のポール・フェイグが、また主演は『英国王のスピーチ』のコリン・ファースが務める予定という本作。オリジナル版の評価の高さ、さらにオスカー俳優の出演ともなれば、オスカー級の作品になることも期待できそうだが、果たしてその相手役をタッカーが務めることになるのか、今後の動向が注目を浴びそうだ。(西村重人)