歌手のフィオナ・アップル、病気の愛犬と過ごすためツアー中止
グラミー賞受賞歌手のフィオナ・アップルが、先の長くない病気の愛犬と過ごすため南米ツアーを中止することがわかった。愛犬への思いをつづった長文の手書きの文章をFacebookに掲載している。
フィオナによると、彼女が飼っているのはジャネットという名の14歳のピットブル犬で、2年ほど前に胸に腫瘍が見つかり少しずつ大きくなっていったという。フィオナは生後4か月のジャネットが闘犬の練習のために顔や耳をかまれていたところを引き取ってからずっと共に暮らし、ツアーなどで移動の多い日々を送っているが二人はいつも一緒だったとのこと。
しかしジャネットの病状が悪化しツアーに同行できないようになり、直近のアメリカツアーから戻ると散歩へ行く元気もなくしていてもう先が長くないことがわかったという。「ジャネットを今、置いていくことはできないの。どうかわかって。もしわたしがツアーに出たとして、その間に彼女が死んでしまうこと、彼女に二度と子守唄を歌えなくなることが怖いの」と胸の内を明かしている。フィオナのFacebookには彼女の決断に理解を示すファンからのコメントが多数寄せられている。(編集部・市川遥)