トム・クルーズが演じた世界で最も危険なアウトローって?新作特報公開!
トム・クルーズが主演を務めた映画『アウトロー』の特報が公開された。映画『ユージュアル・サスペクツ』の脚本でアカデミー賞脚本賞を獲得したクリストファー・マッカリーが監督、脚本を務めた本作。トムがこれまでにないタイプの危険でワイルドなアウトロー・ヒーローを演じたことが話題だが、果たしてトムが本作で演じたジャック・リーチャーとは、どのような人物なのか?
「ある男がいた。かつては軍の捜査官。今は何者にも属さない流れ者。証拠は信じない。法など一切関係ない。そして、正義のためには手段を選ばない。彼の名はジャック・リーチャー」。というのが、今回公開された特報冒頭で紹介されるジャック・リーチャーのキャラクター像。一方、ジャック・リーチャー自身は、特報の中で自分のことを「俺がヒーロー? それは違う。つまりヤバイってことだ」と説明している。
実は『アウトロー』は、イギリス人作家リー・チャイルドの「ジャック・リーチャーシリーズ」と呼ばれるハードボイルド小説17作品の中から第9作目「ワン・ショット(原題) / One Shot」を映画化した作品で、原作でのジャック・リーチャーは、身長6フィート5インチ(約195センチ)という設定。そのため、ハリウッド俳優の中では比較的小柄といわれているトムが主演を務めることに不安の声も上がっていた。
しかし、メガホンを取ったマッカリー監督は、そもそも「ジャック・リーチャーと身体的な面で合致するような俳優をキャストするのは不可能だとわかっていた」とし、人間的な魅力、雄弁さといったジャック・リーチャーを演じるにふさわしい要素をリスト化していった結果、トムが「すべての項目でコンスタントにランクインしていた」と述懐。「原作のジャック・リーチャーの体格とトム・クルーズのそれでは違いがあるといった声も出ていたが、完成した映画をみてそのことに言及する人はいなくなったよ。トムは史上最大の映画スターである前に、素晴らしい集中力と一切の妥協を許さない俳優なんだ」とトム・クルーズのジャック・リーチャーに絶賛のコメントを寄せている。
なお、『アウトロー』では、真昼のピッツバーグ郊外で起こった銃乱射事件の元軍人である容疑者が、かつての軍人仲間であったジャック・リーチャーへの連絡を要求した後、意識不明の状態となり、警察の前に現れたジャックが事件に疑問を持ち、真相に迫っていくというストーリーが展開される。(編集部・島村幸恵)
映画『アウトロー』は2013年2月1日より新宿ピカデリーほかにて全国公開