妖艶な佐藤江梨子、全開!男たちを翻弄する“悪女”を熱演

佐藤江梨子が主演を務める映画『ナイトピープル』の予告編映像が公開され、妖艶な魅力全開の佐藤江梨子の姿が明らかになった。時に「わたしはあなたのものだよ」と甘い言葉をささやきながら「あの人を殺して」とさらりと言うなど、ミステリアスなヒロインを見事に演じきっており、本作が佐藤の代表作といえる一作に仕上がっていることを予感させる。
本作は、直木賞作家・逢坂剛の初期短編集「情状鑑定人」に収録された「都会の野獣」を原作にしたサスペンス・アクション。佐藤が演じるのは街のバーに突然現れた女・萌子で、本作では彼女が何かをたくらんでいることには薄々気が付きながらも、その魅力に抗えない男たちの姿が活写されている。
予告編では、そんな佐藤のミステリアスな魅力が全開。時に甘い言葉で殺人をそそのかし、時にはそれまでの顔つきを一変させてすごむという裏表あるキャラクターは、まさに悪女と呼ぶのにふさわしいもの。自ら銃を手に取るシーンも予告編には含まれていることからも明らかなように、本作で佐藤はアクションにも挑戦しており、そういった意味では代表作にして新境地を開いた作品ということもできそうだ。
佐藤演じる萌子のほかにも、なぜか彼女に惹(ひ)かれていく男を演じた北村一輝や、物語の中心となる2億円強奪事件に関わっていそうな刑事を演じた杉本哲太など、個性派・演技派がそろった本作。原作をそのまま映像化するのではなく、さらなる逆転劇を盛り込んだ展開は原作者・逢坂も絶賛しており、この手の映画が好きな人ならば見逃せない一本となっている。(編集部・福田麗)
映画『ナイトピープル』は2013年初春、シネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開