布袋寅泰がイギリス移住後、初パフォーマンス!ロンドンで『キル・ビル』の世界を再現!
現地時間23日、ロンドンで開催中の「HYPER JAPAN 2012 Christmas」にミュージシャンの布袋寅泰がサプライズゲストとして参加した。映画『キル・ビル』に出演、殺陣指導もした殺陣パフォーマンスグループ「かむゐ」のステージに同映画のテーマ曲を担当した布袋が登場し、布袋のギター演奏に「かむゐ」のパフォーマンスで『キル・ビル』の世界が繰り広げられた。
今年5月、50歳になったことを機にイギリスに移住することを発表し、この夏からイギリスで新生活をスタートさせている布袋は「世界に出て音楽をやるのが夢でした」と英語で挨拶。「かむゐ」の殺陣パフォーマンスをバックに、後に『キル・ビル』のテーマ曲となった『新・仁義なき戦い。』のテーマ(英題 BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY)を披露した。12月18日にロンドンのラウンドハウスでのライブを控えている布袋だが、この演奏が移住後、初舞台となり観客は大喜び。
演奏を終えた布袋は「たくさんの方々が日本の文化に興味を持ってくれているし、僕のギターも日本のカルチャーの一つなので、楽しんでもらえたらと思って参加しました」とオファーを受けた理由を明かす。「小さな子どもからお年寄りまで楽しんでもらえるギタリストだと自信を持っていますが、演奏前は少しドキドキしました。でも、演奏が終わったときに大きな拍手をもらって、ホッとしたと同時に『してやったり』という気持ちにもなりましたね」と確かな手応えを感じているよう。
さらに布袋は「失敗や成功ではなく、自分が豊かになれるような経験を積むためにロンドンに来たので、腕試しでもあり『負けないぞ』という気持ちを12月のライブで思いっきりぶつけたいと思います」と今後の豊富を語った。
HYPER JAPANは、日本の伝統文化からポップカルチャーまでを紹介するイベントとして、2010年より開催されている。回を重ねるごとに規模を大きくしていき、今回はロンドン、アールズコートのブロンプトンホールを会場に、23日より25日まで開催予定。23日には、布袋、かむゐのほかに、第15回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門受賞作品の上映、五指可動型のロボットハンドのデモンストレーション、巨大マグロ解体ショーなど、多面的に日本を見せた。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)