活動50年記念ライブのストーンズ、35分オーバーで約2,500万円の罰金の可能性
ロンドンのO2アリーナで活動50年記念ツアーをスタートさせたザ・ローリング・ストーンズが、予定よりも35分オーバーでコンサートを終え、夜間取締令を破ったことで多額の罰金を請求される可能性があるという。
ザ・ローリング・ストーンズのドキュメンタリー映画『クロスファイアー・ハリケーン』場面写真
同ライブは当初20時開始予定だったが、30分遅れでスタート。アンコールを求める観客の声に応えているうちに終了時刻だった10時20分を大幅に過ぎ、11時5分にコンサートは幕を閉じた。しかし、会場周辺は騒音を規制する目的で日曜日は午後11時以降のライブ演奏を禁止しているため、このわずか5分が問題となったようだ。
W.E.N.N.など複数のメディアによると、罰金の金額は32万ドル(約2,560万円)。Spin.comによると、法律では10時20分にコンサートを終了させることが原則となっており、その後10時半まではアンコールなどでステージ上に残ることは許されているとのこと。(1ドル80円計算)
11時を過ぎたことにより、演奏が予定されていた楽曲「サティスファクション」がカットされてしまい、ファンはがっかりしていたと報じられたが、ザ・ローリング・ストーンズのスポークスマンは時間が理由で演奏しなかったわけではないと否定。「ステージで何を演奏するかはバンドが決めることです。夜間取締令とは何の関係もありません」と英The Daily Telegraph紙に語っている。(澤田理沙)