観客の96%がだまされた!『カラスの親指』大どんでん返しのラスト!
道尾秀介原作のミステリーを映画化した『カラスの親指』鑑賞後の観客1,500名に出口調査を行ったところ、最後のどんでん返しにまんまとだまされたという観客が96%に上ったことが明らかになった。キャストの石原さとみも脚本を読んだ段階で「まんまとだまされました」と語っている。
現在公開中の本作は、闇金に手を出し、八方ふさがりになった揚げ句にサギ師に転向したという変わり種の主人公タケを筆頭に、彼と同様ワケありの男女5人が手を組み、一世一代の大勝負に出る姿を描き出す。とりわけ、大どんでん返しが待っているラストは必見。
チームの一員であり、美人姉妹ののんきな姉やひろを演じた石原さとみ自身も、脚本を読んでその世界に引き込まれたそうで、「とにかく面白かったですよ! タケさん、そういう展開なんだ……と、まんまとだまされました」と笑う。そのタケを演じた阿部寛は、「サギ師らしく見えるようなたたずまいや、声の出し方は自分なりに考えましたが、基本的にはニュートラルな状態でいようと思っていました」と淡々と演技プランを語っている。
多くの観客がラストを予想できないという結果が出た中、石原はさらに「最後のテツさんの病院シーンで『わ~、だまされた!』」となってくれればうれしいです。同時に映画を見終わった後、爽快感と心温まるような感情、そしてだまされてちょっと笑ってしまったというような観客の方々の顔が見られたらいいなぁと思います」と期待を寄せた。(文:平野敦子)
映画『カラスの親指』は全国公開中