「江南スタイル」PSY、過去の反米ソングを謝罪
「江南スタイル」がブームを巻き起こしている韓国人歌手のPSYが、2004年に発表した楽曲「ディア・アメリカ」でアメリカを批判していたことについて謝罪した。同曲は「イラクの捕虜を拷問したアメリカ人を殺せ」といった歌詞があるなど反米色の強いものとなっており、一部で論議が起こっていた。
TMZ.comによると、PSYは同曲について公式謝罪文を発表。その中でPSYは、同曲がイラク戦争、そして2002年に韓国の女子中学生2人が米軍の装甲車がひかれて死亡したという事件に関連した反戦ソングだったと説明し「自分の意見を表現するためとはいえ、扇情的かつ不適切な表現を使ってしまったことを深く反省しています」と謝罪した。
また、PSYは自身がアメリカの大学に通っていたことを明かすなど、決して反米主義者ではないことを強調。先日には米軍の前でパフォーマンスを披露する機会もあったといい、「米軍が謝罪を受け入れてくれることを願っています」とコメントしている。
PSYは「江南スタイル」のヒットで大ブレイク。だが、先日発表された第55回グラミー賞ノミネーションでは選外という結果に終わっている。(編集部・福田麗)