堤真一がモジャモジャ頭のバツイチ子持ち!映画『俺はまだ本気出してないだけ』音楽はゴンチチ!
堤真一がさえない中年男を演じる映画『俺はまだ本気出してないだけ』の公開が来年6月に決まり、音楽をインストゥルメンタル・アコースティック・ギターデュオのゴンチチが担当することが発表された。同時にポスターも公開され、41歳バツイチ子持ちで会社を辞め、漫画家になると宣言した主人公・大黒シズオにふんしたモジャモジャ頭の堤の姿も明らかになった。
「こういう役は初めて」と堤本人が語る本作は、青野春秋の同名漫画を実写映画化したコメディータッチのヒューマンドラマ。監督は「THE3名様」シリーズやテレビドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」の鬼才・福田雄一が手掛け、堤は10代から30代までを演じ分けている。
音楽を担当することになったゴンチチは、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した映画『無能の人』(1991年、竹中直人監督)や、『誰も知らない』(2004年、是枝裕和監督)、現在フジテレビ系で放送中のドラマ「ゴーイング マイ ホーム」でもその手腕を発揮。福田監督が『無能の人』の音楽が大好きなことから今回のコラボレーションが実現した。
ゴンチチのゴンザレス三上は「映画の中身が何だかとても面白いので、僕らも普段あまり出さない『本気』を出してしまいました。タイトルにそぐわずにスミマセン」。チチ松村は「福田監督から、現代版『無能の人』を作りたかった、と聞いて試写を見てみたら、これがめちゃくちゃ面白かった。僕達の音楽で、少しでも色を添えることができたらと、嬉しく思っています」と今回の起用に喜びのコメントを寄せている。
勢いで会社を辞め漫画家を目指すとは言ったものの、朝から寝転んでゲームをすれば父親から怒られ、高校生の娘には借金をする始末のシズオ。トランクス姿でおなかをポリポリとかくようなダメダメぶりを堤がどう表現しているのか、注目だ。(編集部・小松芙未)
映画『俺はまだ本気出してないだけ』は2013年6月15日より全国公開