渡部篤郎、『探偵はBARにいる2』で大物政治家に！演説シーンにも挑戦！
大泉洋と松田龍平が主演した大ヒット映画の続編『探偵はBARにいる2』に、渡部篤郎の出演が決定した。劇中で渡部は、物語のキーパーソンとなる大物政治家を演じ、演説シーンにも挑戦しているという。
本作は、作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を原作としたハードボイルド・エンターテインメントの続編。札幌の繁華街「すすきの」にあるバーに入り浸る探偵（大泉）と相棒・高田（松田）のコンビが、事件に巻き込まれながらも真相に迫っていく姿を描く。
「単純に映画を観るのが好きで、ずっとこの仕事をしています」という渡部は、「楽しめました。小さいころに観ていたような雰囲気の映画だなと。わざと懐かしい雰囲気にしていると聞いて、素晴らしいと思いました」と前作『探偵はBARにいる』を絶賛。
カリスマ性のある政治家を演じるにあたっては、欧米の政治家の雰囲気を意識したといい、演説シーンも撮影。大通公園で披露した演説を振り返り「たくさんのエキストラの方が来てくれ、今までは気持ちを奮い立たせて臨むことが多かったのですが、今回はあの場に立つだけで自然に演じることができました」と自信をのぞかせた。
前作に続きメガホンを取る橋本一監督との仕事は、『茶々 天涯の貴妃（おんな）』以来となり「どこかでお互いの感性が交じり合っていると思います。監督が大丈夫でしたよ、と言ってくだされば大丈夫だ、と思うんですよね」と相性もバッチリの様子。また渡部は、映画について「何年かたってまた観てもらったときに、いい映画だな、と言われることが成功だと思っています」と語り、「10年後20年後にこの映画が面白い作品だ、と言われたらうれしい限りです」と本作への思いを明かしている。
本作で探偵と高田は、尾野真千子演じるヒロインから依頼を受け、友人の殺人事件を解決するため奔走。「政界の闇に触れて殺された」とのうわさを耳にすることになるといい、渡部演じる政治家とどのように絡んでいくのか気になるところ。実力派俳優たちによる、熱い演技合戦にも期待できる作品となりそうだ。（編集部・入倉功一）
映画『探偵はBARにいる2』は2013年5月11日より全国公開