マーティン・フリーマン、『ホビット』ビルボ・バギンズ役で世界的に有名になるのは複雑な心境
テレビドラマ「SHERLOCK (シャーロック)」でワトソンを演じているマーティン・フリーマンは、同ドラマと「The Office」への出演でイギリスでは知られた顔だが、映画『ホビット 思いがけない冒険』のビルボ・バギンズ役で世界的に有名になることを覚悟しているという。
「これまで以上に注目をされるだろうけど、海外では特にだろうね。イギリスではここ10年間注目をされてきたが、イタリアではそうでもなかった。でも、世界中で『ホビット 思いがけない冒険』を観ない人はいないだろうから今後は変わるだろう。ヒットしなかった映画にも数多く出演してきたから、観てくれる人が多いのはうれしいけど、プライバシーがなくなるという妥協もしなければいけない」と語っている。
マーティンは知名度が上がることを複雑に感じているだけでなく、ハリウッドスターになりたいかどうかも微妙だという。「一生、1LDKのアパートで貧しく暮らしたいわけじゃないけど、大スターになることが自分の望んでいることかどうかがわからないんだ。もし誰かが『ハリウッドスターにならないか?』と聞いてきたら、『まあ、やってもいいかな』程度の答えを返すだろうね」とこれから訪れようとしているスターダムに多少の不安を抱えているようだ。(BANG Media International)