マーティン・スコセッシ監督、ビル・クリントン元大統領のドキュメンタリー番組の製作へ
マーティン・スコセッシが、HBOテレビが製作するビル・クリントン元大統領のドキュメンタリー番組の監督を務めることになったとDeadline.comなど複数媒体が伝えた。
マーティン・スコセッシ監督作品 映画『ディパーテッド』写真ギャラリー
本番組は、1993年に第42代米国大統領に就任し、2001年まで2期8年の任期を務めたクリントン元大統領のドキュメンタリー作品で、歴史、政治、文化、世界情勢についての彼の考え方がつづられる。スコセッシは、監督のみならずプロデューサーも担当。番組には、クリントン元大統領が全面的に協力することになっているという。
スコセッシは、「クリントンは、世界情勢において影響力を持ち続けており、国内外での政治対話の一端を担っている。この作品で、密接な対話を通じて、この並はずれた能力の人物について深く掘り下げることができればと思っている」とコメント。一方クリントン元大統領は、「偉大な監督マーティン・スコセッシとHBOが番組製作に同意してくれて感謝している。大統領時代に抱いた考え、またそれ以降の仕事について、視聴者と共有できればと考えている」と述べている。
本番組は、批評家のフラン・リーボヴィッツを描いた2010年のドキュメンタリー番組「パブリック・スピーキング(原題) / Public Speaking」や、犯罪ドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」などに続く、スコセッシとHBOの4本目の共同プロジェクトとなる。オンエアの時期は未定。(鯨岡孝子)