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高良健吾、民放では描けないタブー描くWOWOWドラマでの覚悟の撮影明かす

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「罪と罰 A Falsified Romance」で引きこもりの犯罪者を熱演した高良健吾
「罪と罰 A Falsified Romance」で引きこもりの犯罪者を熱演した高良健吾

22日、俳優の高良健吾が、渋谷ユーロスペースで行なわれたWOWOW連続ドラマW「罪と罰 A Falsified Romance」のDVD発売記念特別上映会に登場。「民放では描けない、映画では作れない、WOWOWだからこそ実現できた濃密な6時間」と、自身の言葉で作品をアピールした。
 
 本作で、独自の思想にとらわれる引きこもりの犯罪者を熱演し、新たな境地を開拓した高良。放送されるや大きな反響を呼んだが、撮影自体は相当過酷だったとか。「本当にしんどかったです(笑)。シナリオが来たのがクランクインの3日前、しかもセリフが想像をはるかに超えた内容。さらにクライマックスともいえる『夢』のシーンを先に撮影するという日程に愕然としました。でも、逆にここからエンジンが入った」と当時を振り返る。

 また、この作品の最大の見どころについては「絶対に見つからない答えを必死に追いかけていく、そこが見どころと言えば見どころ。役者も現場へ行かないと、何が起こるかわからない、という緊張感の中、その瞬間にしかできないものにみんな必死に挑んでいたように思う。撮影が終わると、一斉に『フーッ』とため息が漏れていましたからね」と現場の裏話を明かした。
 
 高良といえば、映画『軽蔑』での演技が評価され、本年度日本アカデミー賞優秀新人俳優賞を受賞するなど、いま最も注目される若手俳優。2013年もすでに新作4本が公開を控えているが、来年の抱負については「今年は仕事も私生活も『苦手』なことを楽しめた。来年も現場で起こる瞬間瞬間の不確かな場面に身を置きたい」と超売れっ子俳優にもかかわらず、どこまでも謙虚でストイック。ちなみに今年のクリスマスに話がおよぶと「サンタが来るといいですね、車が欲しいなぁ」とお茶目な一面を覗かせた。
 
 本作は、文豪ドストエフスキーの名作文学を現代日本によみがえらせた落合尚之の漫画「罪と罰」をドラマ化した話題作。「人はなぜ人を殺してはならないのか」「人間がほかの動物と異なる存在である根拠とは」など普遍のテーマを根底に置きながら、援交グループを支配する女子高生の殺害を企てた主人公の苦悩を壮絶に描いた衝撃的サスペンス。(取材・文:坂田正樹)

WOWOW連続ドラマW「罪と罰 A Falsified Romance」は2013年1月23日よりDVD&ブルーレイ 発売

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