キューバ・グッディング・Jrとシシリー・タイソンが舞台で親子役!
映画『ザ・エージェント』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、その後も『サイレンサー』『アメリカン・ギャングスター』などに出演してきた黒人俳優キューバ・グッディング・Jrが、ブロードウェイの舞台「バウンティフルへの旅」に出演することが決まった。New York Timesほか複数メディアで伝えられた。
キューバ・グッディング・Jr出演映画『ザ・エージェント』フォトギャラリー
これは、劇作家ホートン・フートの原作「バウンティフルへの旅」を舞台化する作品で、そのストーリーは1940年代を舞台に気の強い嫁カーリンと同居していた老女キャリー・ワッツは、嫁との同居に耐えかねて、思い切って故郷バウンティフルへ旅に出て行くという設定。
ホートン・フートが執筆した原作は、1953年にリリアン・ギッシュ主演でテレビドラマ化され、その後ほとんど同じキャストで舞台化もしていた。さらに、1985年にはジェラルディン・ペイジ主演の同名タイトルで映画化され、ジェラルディンがアカデミー賞主演女優賞を獲得している評価の高い作品だ。
今回の舞台では、老女キャリー・ワッツ役に映画『フライド・グリーン・トマト』や『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のシシリー・タイソンが選ばれ、1983年以来およそ30年ぶりに舞台に立つそうだ。さらに今回新たにキャリーの息子、ルディ役にキューバ・グッディング・Jr、そしてその妻で気の強いカーリン・グリン役にヴァネッサ・ウィリアムズが挑戦することになったようだ。演出は、マイケル・ウィルソンが行い、来年の3月31日にプレビュー上演した後、スティーヴン・ソンドハイム劇場で14週間公演するようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)