学校の先生なのにでき婚!『鈴木先生』特番、恋人の両親への結婚あいさつを描く!
長谷川博己主演のテレビドラマを映画化した『映画 鈴木先生』の公開を記念したスペシャルドラマ「鈴木先生の結婚報告~待望の休暇も心の汗が止まらないッ!~」が1月1日よりテレビ東京ほかにて放映されることが明らかになった。同作はドラマで描かれた1学期と映画版で描かれる2学期の間、夏休みを舞台に、恋人・麻美(臼田あさ美)を妊娠させてしまった鈴木先生が、彼女の実家に結婚報告のあいさつに行くエピソードを撮り下ろしている。
武富健治の原作にもある同エピソードは、独自の教育理論・鈴木式教育メソッドで生徒たちを教育してきた鈴木先生が、恋人同様の「相手の妄想が見える」といった特殊能力を持つ両親への結婚報告をいかに乗り切るのかが見どころとなる。長谷川は約8か月ぶりに鈴木先生を演じることとなったが「映画のPRでずっとこの衣装を着て、鈴木先生のことを語っていたので、すんなりと戻れた気がします」とハマリ役だけに不安はなかった様子だ。
ストーリーについても「今回は教室ではなく、麻美さんの実家に結婚の許しをもらいにいくというシーン。“できちゃった結婚”ということもあって、鈴木先生の中には、ものすごい罪悪感があるんですね。いろいろなことを勘繰って、一人で勝手に被害妄想に駆られているんですよ」と解説しており、深夜時代の魅力はそのままに、テレビ版と映画をつなぐ展開となっていることがうかがえる。
また、鈴木先生と対峙することになる恋人の両親役で、志賀廣太郎と石野真子がシリーズに初参加している。長谷川から「何を考えているのか、よくわからない雰囲気を醸し出す」と評された志賀は「こんな能力を持った妻と娘がいたら、たまらないでしょうね。毎日が緊張の連続で、どうしても寡黙にならざるを得ない」と苦笑する一幕も。一方の石野は、あいさつに来た鈴木先生の妄想などを特殊能力で見透かしてしまう母親という役回りだ。
学校のない夏休みを舞台にしながらも、ドラマ版に登場していなかった恋人の両親を描くことで、より登場人物の背景を掘り下げることに成功した今回のスペシャルドラマ。両親役の志賀が「鈴木先生の言葉を聞いて、娘は本当に良い人に巡り会ったんだなと思いました」と述懐したように、両親へのあいさつを通じて鈴木先生の魅力がよくわかる、入門編的なエピソードにもなっていることにも注目したい。(編集部・福田麗)
映画『鈴木先生』は2013年1月12日より全国公開
スペシャルドラマ「鈴木先生の結婚報告~待望の休暇も心の汗が止まらないッ!~」は1月1日23時30分~25時にテレビ東京にて放映 その他放送局・放送時間についてはオフィシャルサイトを参照のこと