ソン・イェジン、ソル・キョング出演『タワー』、俳優の命を懸けた演技魂に注目<韓国JPICTURES>
[韓国 18日 JPICTURES]映画『タワー』のマスコミ試写会が12月18日ソウル、杏堂(ヘンダン)洞にある往十里(ワンシンリ)CGVで行われた。この日の試写会には、キム・ジフン監督をはじめソル・キョング、ソン・イェジン、キム・サンギョン、キム・ソンオ、ト・ジハンが参加して 会場に華を添えた。
本作でソル・キョングは、最悪の火災現場に飛び込んだ消防隊長、カン・ヨンギ役を、ソン・イェジンは炎の中でも冷静さを失わないフードモールマネジャー、ソ・ユンヒ役を務めた。ソン・イェジンは試写会で「観客の立場に立って、ときめきながら映画を観たのは今回が初めてです。映画を観ている間ずっと、撮影したシーンで苦労したことを思い出していました」と映画の感想を話した。
さらに、ソル・キョングは、撮影中最も大変だったときについて「撮影したシーンを観ながら、そのときは本当に大変だったなと思いました。今考えても有毒ガスの撮影は本当に大変でした」と撮影当時を振り返った。さらに「発火点を撮影するとき、とても苦労しました。90%が本物の火だったんです。安全装備を取りそろえていたにもかかわらずとても緊張しました」と撮影時の苦労を打ち明けた。
ソン・イェジンは「普段の生活の中で死の恐怖を感じることは少ないです。たぶん、一人だったらそこまでできなかったと思うのですが、特にエレベーターに閉じ込められたシーンで皆と一緒に息をしながら演技をしたその瞬間、演技だけれども極度の恐怖心を感じました。撮影が終わってからとても大変でした」と率直に話した。さらに彼女は、本作について「多くのスタッフらと俳優が苦労したのを感じることができるはずです。結果的に多くの方が観て、たくさん共感してほしい」と伝えた。
108階建ての超高層ビル、タワースカイで起こった大型火災事件を題材にした『タワー』は愛する人のために生き残らなければならない人々の感動的なドラマを描いた作品。一番幸せな瞬間に起こった最悪の火災を描く本作は、韓国映画全盛時代を迎えた2012年の最後を熱く飾ってくれるだろう。(Jpictures Syndicate)