今年最も批評家から支持された映画は?大手レビューサイトが発表
英語圏最大手の映画レビューサイトRotten Tomatoesが「2012年のベスト・ムービーズ」を発表した。今年全米で公開された映画のうち、100パーセントの肯定的なレビューを獲得した作品はわずかに7本となっている。
今年100パーセントを獲得した7本のうち、日本で公開されているのは20年間の映画製作を禁じられた映画監督による『これは映画ではない』の1本のみ。もっともこれらの映画は参考となるレビュー数が少なく、大抵は20本前後、最も多い『これは映画ではない』でも75本となっている。
そんな中、100パーセントには届かなかったものの、『ファインディング・ニモ 3D』は、225本のレビュー中223本(99パーセント)が肯定的な意見という圧倒的な支持を獲得。2003年のオリジナル公開当時のものも含むとはいえ、同様に今年3D再公開された作品はトップ100に入っておらず、同作のクオリティーを改めて保証している。
200本以上のレビューが出ている作品でここまでの支持されているものはないものの、ほかに『アルゴ』(95パーセント)、『LOOPER/ルーパー』(94パーセント)、『ムーンライズ・キングダム』(94パーセント)などが全体的に高い評価を得ていることがうかがえる。
以下、参考までに100パーセントを獲得した作品のリスト
『これは映画ではない』
『ジ・インビジブル・ウォー(原題) / The Invisible War』
『プラネット・オブ・スネイル(原題) / Planet of Snail』
『ザ・ウェイティング・ルーム(原題) / The Waiting Room』
『ワイルド・ビル(原題) / Wild Bill』
『ハウ・トゥ・サバイブ・ア・プレイグ(原題) / How to Survive a Plague』
『ビウェア・オブ・ミスター・ベイカー(原題) / Beware Of Mr. Baker』
(編集部・福田麗)