ヒュー・ジャックマン&アン・ハサウェイがW初受賞!主要部門では7人中5人が初受賞!-受賞結果一覧
第70回ゴールデン・グローブ賞
現地時間13日、第70回ゴールデン・グローブ賞授賞式が行われ、映画『レ・ミゼラブル』が作品賞(コメディー/ミュージカル)を含む最多3部門で受賞して幕を閉じた。同作に出演していたヒュー・ジャックマンとアン・ハサウェイをはじめ、主要部門では7人中5人が初受賞という初もの尽くしの結果となった。
ヒューは2度目、アンは3度目のノミネートでの初受賞。そのほかにも今年は、女優賞(ドラマ)のジェシカ・チャステイン(『ゼロ・ダーク・サーティ』)、女優賞(コメディー/ミュージカル)のジェニファー・ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』)という将来を期待されている2人の若手女優が並み居るベテラン・中堅を押さえていずれも初受賞を記録し、勢いを見せつけた。
そして、注目すべきなのは作品賞(ドラマ)を獲得した『アルゴ』の監督賞受賞。俳優ベン・アフレックの監督第3作となる本作は、批評的にも興行的にも成功を収めている一方で、確実視されていたアカデミー賞の監督賞ノミネートを逃したことが話題に。また今年の監督賞には、スティーヴン・スピルバーグ、キャスリン・ビグロー、アン・リーという歴代アカデミー賞受賞者がノミネートされていたため悲観的な見方も多かったが、ベンは見事に監督賞を受賞した。
そうした若手の躍進があった一方で、ベテラン勢のノミネートが目立った男優賞(ドラマ)、助演男優賞はそれぞれ、ダニエル・デイ=ルイス(『リンカーン』)、クリストフ・ヴァルツ(『ジャンゴ 繋がれざる者』)が受賞するという順当な結果に落ち着いた。
また、テレビ部門の結果もサプライズに乏しく、テレビ・ミニシリーズは「ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女」、ドラマシリーズは「HOMELAND」という本命が作品賞を受賞。俳優賞もドン・チードル、エド・ハリス、ケヴィン・コスナーなど映画を主舞台とするスターが席巻した。(編集部・福田麗 / 入倉功一)
以下、第70回ゴールデン・グローブ賞の全受賞結果
【映画部門】
■作品賞(ドラマ)
『アルゴ』
■作品賞(コメディー/ミュージカル)
『レ・ミゼラブル』
■男優賞(ドラマ)
ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』
■男優賞(コメディー/ミュージカル)
ヒュー・ジャックマン 『レ・ミゼラブル』
■女優賞(ドラマ)
ジェシカ・チャステイン 『ゼロ・ダーク・サーティ』
■女優賞(コメディー/ミュージカル)
ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』
■助演男優賞
クリストフ・ヴァルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
■助演女優賞
アン・ハサウェイ 『レ・ミゼラブル』
■監督賞
ベン・アフレック 『アルゴ』
■脚本賞
クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
■音楽賞
マイケル・ダナ 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
■歌曲賞
アデル「スカイフォール」 『007 スカイフォール』
■外国語映画賞
『愛、アムール』(オーストリア)
■アニメーション作品賞
『メリダとおそろしの森』
【テレビ部門】
■作品賞(ドラマシリーズ)
「HOMELAND」
■女優賞(ドラマシリーズ)
クレア・デインズ 「HOMELAND」
■男優賞(ドラマシリーズ)
ダミアン・ルイス 「HOMELAND」
■作品賞(コメディー・ミュージカルシリーズ)
「ガールズ(原題) / Girls」
■女優賞(コメディー・ミュージカルシリーズ)
レナ・ダナム 「ガールズ(原題) / Girls」
■男優賞(コメディー・ミュージカルシリーズ)
ドン・チードル 「ハウス・オブ・ライズ(原題) / House of Lies」
■作品賞(テレビ・ミニシリーズ)
「ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女」
■女優賞(テレビ・ミニシリーズ)
ジュリアン・ムーア 「ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女」
■男優賞(テレビ・ミニシリーズ)
ケヴィン・コスナー 「宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ」
■助演女優賞(テレビシリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画)
マギー・スミス 「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」
■助演男優賞(テレビシリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画)
エド・ハリス 「ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女」
(※日本語のリストを転載する際は編集部までご連絡ください)
第70回 ゴールデン・グローブ賞 授賞式AXNにて日本独占放送!1月20日(日)8:00PM~10:30PM