ジャンプ映画強し!劇場版『HUNTER×HUNTER』が『ONE PIECE』から首位を奪う!
映画週末興行成績
先週末の動員ランキングは、「ONE PIECE」と同じ週刊少年ジャンプ連載マンガの映画化作品『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』が、4週にわたり首位を独走した『ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット』からトップの座を奪い、初登場1位を記録した。
『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』写真ギャラリー
全国257スクリーンで公開された本作は、土日2日間で動員35万7,976人、興収4億5,677万9,000円を記録。男女比は42対58で、年齢別では10代から20代が70パーセント以上と若年層に訴求した様子。先着100万名対象の「コミックス0巻」配布も人気で、20.5パーセントの観客がこの特典を来場理由に挙げた。配給元は「興収20億円を目指せる大ヒットスタート」としている。
4週連続で2位の『レ・ミゼラブル』は、アカデミー賞へのノミネートも話題となり、累計動員235万3,240人、累計興収28億8,665万3,500円を突破。福山雅治がラジオで「感激した」と語るなど、着実に口コミの輪が広がっている。『ONE PIECE FILM Z』は公開5週目にして首位から3位にダウン。しかし、1月14日までの累計動員が502万2,708人、累計興収60億5,776万7,850円と、動員500万人、興収60億円を突破している。
リーアム・ニーソンが主演する人気アクション『96時間/リベンジ』は初登場4位。全国288スクリーンの金曜公開で、土日2日間の成績は動員9万4,112人、興収1億1,468万6,300円となった。ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス共演の『LOOPER/ルーパー』は初登場5位。全国201スクリーン公開で、土日成績は動員9万2,646人、興収1億1,995万800円。
6位は『007 スカイフォール』。7位は『ホビット 思いがけない冒険』。8位の『映画 妖怪人間ベム』は累計興収10億5,770万2,100円と10億円を突破。9位は『今日、恋をはじめます』、10位は『青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版』。公開6週目の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』は11位と惜しくも圏外に落ちた。
今週末は『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』『テッド』『東京家族』『フラッシュバックメモリーズ 3D』『カラカラ』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)