金メダリスト里谷多英、モーグル引退を発表!ワールドカップ昇格基準満たせず決意
1998年に開催された長野オリンピック金メダリストの里谷多英が、フリースタイルスキー モーグル選手を引退することを、里谷が所属するフジテレビが発表した。里谷は、フジテレビ社員として引き続き業務を行っていくという。
里谷は現在36歳。1994年のリレハンメルから2010年のバンクーバーまで、オリンピックに5大会連続出場し、1998年の長野では金メダル、2002年のソルトレークシティでは銅メダルを獲得していた。
「私、里谷多英は今シーズンをもってモーグルスキー競技から引退することを決意いたしました」とコメントを寄せた里谷は、「2012年12月18日~21日に行われた北米のFIS大会で、ワールドカップ昇格をかけ全力で戦いましたが、昇格基準を満たすことが出来ず、その試合後引退を決意しました」と引退の理由を明かした。
また、里谷は「12歳で初めて大会に出場してから25年間諦めることなく最後まで挑戦し続けることができ、とても幸せな競技人生でした」と振り返っている。1999年にフジテレビに入社していた里谷は今後、フジテレビの一社員として業務を務めていくことになったが、「今までとは全く違った環境ですが、これからも挑戦することを忘れず生きて行きたいと思っております」と決意を新たにしている。(編集部・島村幸恵)