庵野秀明、「宇宙戦艦ヤマト」新シリーズに愛あふれるツッコミ連発!
筋金入りの「宇宙戦艦ヤマト」ファンとして知られる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの庵野秀明が22日、都内で行われたアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199/第四章 銀河辺境の攻防』公開記念イベントに出席し、総監督の出渕裕と共にヤマト愛あふれるトークを展開した。
本シリーズのオープニング映像の絵コンテを担当した庵野は、一般の観客同様、先の展開は知らないといい、まずは「今、一番観たいアニメはこれですね」とコメント。
さらに「アマゾンにある(発売される第5章DVDの)あらすじを読みながら、次はビーメラ星(が舞台)なんだと思ったりしています」とワクワクした様子で語ると、すかさず「(ビーメラ星の)女王は出るんだろうね? ガミラスタンカーは出るんだろうね?」と出渕を質問攻め。思わず「ほっといてよ! 立場が違ったら俺も同じことを言うんだけどな……。まぁ観ていてくださいよ」と返す出渕に会場は爆笑に包まれる。
さらに庵野は、「ぶっちゃん(出渕)は(出渕が好きな)ガミラス側にばっかり愛情を注いで。この愛情をもうちょっと(庵野の好きな)沖田艦長とか、地球の方にも回してほしい」「ヤマトは二人の老後の楽しみにとっておこうと約束していたのに先にやって。ぶっちゃんは仮面ライダーもヤマトもやってずるい。後はゴジラとウルトラマンをやれば完璧じゃない」等々、ヤマトを愛するがゆえに、容赦ないツッコミ、文句を連発した。
一方で庵野は、「本当は文句じゃないの。『2199』は出渕さんのヤマトに対する愛情がたくさん詰まっていて好きなんですよ」と本作を称賛。「オリジナルのヤマトに足りなかったものを出渕さんがしっかり埋めていて。それは意義のあることだし、素晴らしいこと。いい仕事をしているよ。ぶっちゃん最高!」とツンデレぎみなコメントで、会場を沸かせていた。(取材・文:壬生智裕)
『宇宙戦艦ヤマト2199/第四章 銀河辺境の攻防』は上映中
「宇宙戦艦ヤマト 2199」シリーズは4月よりMBS・TBS系全国ネットにて毎週日曜日午後5時放送