コンペ参加作全19作品が出そろう!豪華俳優陣のソダーバーグ最新作など盛りだくさん!
第63回ベルリン国際映画祭
第63回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門参加作が出そろった。人気監督の新作から新人監督のデビュー作まで19作品が金熊賞、銀熊賞を懸けて競い合う。加えて5作品がコンペ外として上映される。
ジャファル・パナヒ監督作『これは映画ではない』写真ギャラリー
人々の関心を集めることになりそうなのが『クローズド・カーテン(英題)/ Closed Curtain』で参加のジャファル・パナヒ監督。反体制映画を製作したとしてイラン当局から身柄を拘束され、ここ数年、同映画祭に審査員、パネラーとして招待されるも連続不参加となっていた。今年こそ、ベルリンで元気な姿を見せてくれるのだろうか?
また、スティーヴン・ソダーバーグ監督が『マジック・マイク(原題) / Magic Mike』に続きチャニング・テイタムを起用した『サイド・エフェクツ(原題) / Side Effects』は、ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズなど豪華俳優陣の共演でも話題に。カンヌ国際映画祭で受賞歴のあるブリュノ・デュモン監督の『カミーユ・クローデル 1915(原題) / Camille Claudel 1915』も期待度の高い作品だ。
コンペ外には、1993年にリバー・フェニックスが撮影途中で亡くなったため中断されていたものをついに完成させたジョルジュ・シュルイツァー監督映画『ダーク・ブラッド(原題)/ Dark Blood』。さらに『恋人までの距離(ディスタンス)』『ビフォア・サンセット』の続編『ビフォア・ミッドナイト(原題) / Before Midnight』やドリームワークス・アニメーションの新作コメディーアドベンチャー『ザ・クルーズ(原題) / The Croods』など注目作がめじろ押しとなっている。
コンペティションの結果発表と授賞式は現地時間2月16日に行われる。第63回ベルリン国際映画祭は、2月7日から17日まで開催予定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)