松山ケンイチ、「家族が増えましたね」との呼び掛けに深々と頭を下げる!
俳優の松山ケンイチが24日、舞台「遠い夏のゴッホ」の公開稽古に出席し、報道陣から「家族が増えましたね」と祝福の言葉を投げ掛けられると「ありがとうございます」と頭を下げた。松山は妻である小雪との間に、今月10日に第2子が誕生したばかり。共演の吉沢悠も「今回の舞台はおめでたいことがありましたからね」と祝福ムードだった。
そんな松山にとって本作が舞台初挑戦。「映像は自分と監督と一緒に役をつくる感じですが、舞台は役者が役をつくるということで、ものすごく助けられました。いろんな方からアドバイスを受けて」と充実した表情。「初舞台にして座長ですね」という呼び掛けには、「そういうことを考えると眠れなくなるので、考えていません」と笑ってみせた。
自らの運命と闘いながら愛を貫くセミの若者・ゴッホを松山が演じることが話題の本作。今回の稽古で披露されたのは、松山演じるゴッホをエサにしようとしたアリたちに捕まってしまうワンシーン。ここで踊りを披露した松山は「映画では踊ったことがあるので、踊りは初めてではないですけど、(群舞の一員となった)絵のようになるパフォーマンスは初めて。その一部になれるのは面白い」とコメント。
さらにセミの鳴き方にもこだわっているといい、「まだ7割くらいの出来で完成形じゃない」ということから、この日のセミの鳴き声は披露されることはなかったが、役づくりは着々と進んでいる様子。「今まででよりも精神的にも体力的にもいろいろなものが要求される役」と振り返った松山は「すごく変わった舞台になると思いますが、自分の価値観にフィードバックしていただけるような新しい発見があると思う」と期待をあおっていた。(取材・文:壬生智裕)
舞台「遠い夏のゴッホ」は2月3日から2月24日まで東京・赤坂ACTシアター、3月7日から3月10日まで大阪・新歌舞伎座にて上演