竹内結子、「さみしい」と心境吐露… 『ストロベリーナイト』への思い
26日、女優・竹内結子がTOHO シネマズ日劇にて行われた映画『ストロベリーナイト』初日舞台あいさつに登場し、「さみしいですよ、この時間が終わってしまうのは」と心境を吐露した。スペシャルドラマ・連続ドラマを含め、3年以上に渡って演じ続けた「姫川玲子」への愛着を語り、時には感極まった表情を見せるシーンもあった。
この日は竹内のほか、西島秀俊、小出恵介、宇梶剛士、丸山隆平の「姫川班」メンバー、そして高嶋政宏、生瀬勝久、大沢たかお、佐藤祐市監督も登壇。警視庁捜査一課という海千山千の刑事たちのなか、男の部下を率いて難解な事件を解決していく姫川玲子という役を演じた竹内は「日々の撮影は大変でしたが、過ぎてしまえば短い時間でした」としみじみと振り返る。
ハードなシーンが多く、これまでの竹内のイメージとは違う役柄だったが、現場では「みんなの気持ちを自然に集められる人柄」と宇梶が評するように、竹内が中心となって盛り上げた。劇中でそんな竹内のパートナーを演じる西島は「(最初の)台本をいただいたとき、『この役、本当に竹内さんがやるんですか?』ってマネージャーに聞いたぐらい。それだけチャレンジの多かった役を演じたのは本当に大変だったと思います」とねぎらうと、小出も「毎日大変なシーンが多かったのに、いつもビシっとしてオーラがすごかった」と絶賛した。
そんな部下たちの称賛に竹内は「これで最後なんですよね」とさみしげな表情。それでも最後は「観てくれた人が楽しんでいただければうれしい。3年分の思いが詰まった作品、ぜひ受け止めてください」と笑顔で力強く作品をアピールした。
本作は、人気作家・誉田哲也の警察ミステリー小説をドラマ化した「ストロベリーナイト」の劇場公開版。女刑事・姫川玲子(竹内結子)率いる姫川班の管轄内で起きた連続殺人事件の真相を中心に、警察組織の闇や、捜査線に浮かび上がってきた暴力団幹部との危険な恋などを描く。(磯部正和)
映画『ストロベリーナイト』は全国東宝系にて公開中