『イングロリアス・バスターズ』の製作総指揮ロイド・フィリップスさんが死去 享年63歳
映画『イングロリアス・バスターズ』で製作総指揮を務めたロイド・フィリップスさんが、現地時間25日、心臓発作によりロサンゼルスの病院で亡くなっていたことが明らかになった。所属事務所のICM・パートナーズによって発表された。享年63歳。
フィリップスさんは1949年に南アフリカで誕生。その後ニュージーランドで育ち、しばらくフォトジャーナリストとして活躍した後、イギリスのナショナル・フィルム・スクールで学んだ。
そして彼が製作した1981年の短編映画『ザ・ダラー・ボトム(原題) / The Dollar Bottom』が第53回アカデミー賞の短編実写賞を受賞したことで一躍有名になり、映画『ルビー・カイロ』、さらに『レジェンド・オブ・ゾロ』『ザ・バンク 堕ちた巨像』などのハリウッドの大作にプロデューサーとして携わった。
彼の最近の作品では、映画『イングロリアス・バスターズ』『ツーリスト』などがあり、さらに新生スーパーマンとして期待されている映画『マン・オブ・スティール』でも製作総指揮を務めていた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)