ベストセラー「犬の力」が映画化へ!『ミレニアム』シリーズ脚本家が参加
「このミステリーがすごい!」第1位にも輝いたドン・ウィンズロウの小説「犬の力」が映画化されることが明らかになった。Deadline.comによると、同じく有名ミステリー小説を原作にした映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の脚本家が製作に参加するという。
「犬の力」は、アメリカとメキシコを舞台に繰り広げられる、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争の行方を描いた長編小説。2005年に発表された同作は2009年に邦訳され、「このミステリーがすごい!」海外編1位に輝くなど、高い評価を得た。
映画化にあたってはニコライ・アーセルが監督・脚本を務め、ラスマス・ヘイスターバングが共同脚本として参加する。二人はスティーグ・ラーソンのベストセラーを原作にした『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』やアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされている映画『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』でもタッグを組んでいる。
ほかに、同じくウィンズロウの小説を原作にした『『野蛮なやつら/SAVAGES』の脚本家シェーン・サレルノが脚本・製作を務める見込みとなっている。
ウィンズロウは「ストリート・キッズ」に始まる「ニール・ケアリー」シリーズなどで知られるミステリー作家。これまでの映画化作品には『ボビーZ』『野蛮なやつら/SAVAGES』があり、後者は『プラトーン』『7月4日に生まれて』のオリヴァー・ストーンが監督。テイラー・キッチュ、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブレイク・ライヴリーら若手実力派俳優が共演している。(編集部・福田麗)