やっぱり大スター!いまトム・クルーズの勢いが止まらない!
デビューからの約30年間、さまざまな困難にぶち当たりながらも、なんだかんだ常にトップを走り続けてきたトム・クルーズ。昨年、3番目の妻ケイティ・ホームズと電撃離婚するも、仕事面ではまだまだ絶好調な彼の人生を振り返ってみた。
1981年『エンドレス・ラブ』の端役でデビューしたトムは『卒業白書』でブレイク、『トップガン』で一躍トップスターへの仲間入りを果たす。1989年の『7月4日に生まれて』ではアカデミー賞に初ノミネートされ、その後も『ザ・エージェント』『マグノリア』で3度のオスカーノミネート経験を持つ。また、1996年の『ミッション:インポッシブル』以降は数多くの作品で製作を務め、プロデューサーとしても成功を収めた。
一見、順風満帆な人生に思えるが、一時はお騒がせセレブに成り下がったとまでいわれ、人気に陰りが見えた時期もある。2005年ケイティ・ホームズとの交際をスタートさせたトムは、よっぽど浮かれていたのか、人気司会者オプラ・ウィンフリーの番組に出演した際、ソファの上で「ケイティ大好きだー!」と大はしゃぎし、全米中をドン引かせてしまう。さらに、産後うつのために抗うつ剤を飲んだブルック・シールズを批判したことで、好感度は急降下。『大いなる陰謀』『ナイト&デイ』も大コケし、すっかりトムの時代は終わったと思われた……。
しかし、そこで終わらないのが大スター、トム・クルーズ! 2011年『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では、ドバイにある世界一の高層ビルで驚異のスタントを見せ、公開されるやいなや世界中で大ヒットを記録。『宇宙戦争』を抜いてキャリア最大のヒットとなった。
昨年ケイティとの電撃離婚を発表し、世界中を驚かせたトムだが、仕事面ではとにかく絶好調。今年、日本では『アウトロー』『オブリビオン』の2本の新作が公開され、『アウトロー』は早くもシリーズ化がうわさされている。昨年は『オブリビオン』撮影終了から休む間もなく、桜坂洋原作「All You Need is Kill」映画化作品の撮影に入っており、『ミッション:インポッシブル5』の製作も始動。さらにトム主演で『ヴァン・ヘルシング』と『荒野の七人』の二つのリメイク企画が浮上中と、まだまだ彼の勢いは止まりそうにない。(編集部・中山雄一朗)
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