「ブリジット・ジョーンズの日記」14年越し…続編出版へ
「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの続編が、アメリカ、イギリスなどで11月に出版されることが明らかになった。シリーズ第2弾「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」の出版から14年。ファン待望の続編がついに出版される。
NYTimes.comによると、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ第3弾となる新作は、現在のロンドンが舞台になるとのこと。作者のヘレン・フィールディングは、主人公ブリジットの人生における、これまでとはまったく異なる局面を描くことを明かし、「わたしの人生も変わった。ブリジットの人生も変わるわ」とコメントしており、十数年後のブリジットの姿が描かれることになりそうだ。なお、現時点ではタイトルは発表されていない。
「ブリジット・ジョーンズの日記」は、18世紀から19世紀にかけて活躍したイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」にオマージュをささげ、物語を現代版に再構築した作品。仕事にダイエットに悪戦苦闘する30代独身のヒロインが、だて男とお堅い男、二人の間で揺れ動き人生の選択をしていく姿は女性たちの共感を呼び、1996年に出版された「ブリジット・ジョーンズの日記」、1999年に出版された続編「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」を合わせて世界40か国で1,500万部以上の売り上げを記録していた。
レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラントの共演で映画化された『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)、『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)も大ヒットした同シリーズ。2011年より映画版第3弾製作の話も出ていたが、こちらは、脚本上の問題で製作を延期したことが発表されていた。新作の出版に、映画企画も再び軌道に乗ることを願うファンも多いだろう。(編集部・島村幸恵)