キーラ・ナイトレイのシャネル広告に規制 性的表現にクレーム
キーラ・ナイトレイが出演するシャネルの香水「ココ マドモアゼル」のコマーシャルが、イギリスの広告基準局(ASA)の規制を受けたことが明らかになった。Mail Onlineが報じた。
規制を受けたコマーシャルは、日本でも放映されていたもの。ベージュのレザースーツを身にまとったキーラがモデルとなり、ベッドの上でセクシーなポーズを取るほか、カメラマンがキーラのブーツを脱がせるシーンなどが含まれている。
今回イギリスで、映画『アイス・エイジ2』が放映されている合間にこのコマーシャルが流され、女性視聴者から「あからさまに性的で、子ども向け映画の合間に流すものではない」とクレームを受けたという。
ASAは「カメラマンは直接的に女優の衣服を脱がせようとしており、二人は明らかに性的緊張関係にある。この広告は年長児にはよくとも、低年齢小児には性的に挑発的な内容がふさわしくない」と話している。
なお、このコマーシャルは、映画『プライドと偏見』『つぐない』『アンナ・カレーニナ』でキーラとタッグを組んできたジョー・ライト監督がメガホンを取った作品。キーラがバイクにまたがり颯爽(さっそう)と姿を消す姿が印象的だが、シャネル側は「ココ・シャネルは、強く、独立した女性として知られています。コマーシャルの中のキャラクターは、彼女の精神を反映しています」とコメントしているという。(編集部・島村幸恵)