シュワちゃん、吉田沙保里をスカウト！アクションヒロインでハリウッドデビューをオファー！
アーノルド・シュワルツェネッガーが10年ぶりに主演した映画『ラストスタンド』の来日記者会見が21日に都内で行われ、シュワルツェネッガーとオリンピック女子レスリング金メダリストの吉田沙保里が対面した。シュワルツェネッガーは吉田のスポーツ選手としての偉業を称えたほか、「ハリウッドに来て、ぜひアクションヒロインをやってください」と女優業をオファーして吉田を喜ばせた。
本作は、カリフォルニア州知事を退任したシュワルツェネッガーが、10年ぶりの単独主演を果たしたアクション作。心に傷を抱える元敏腕ロス市警の保安官オーウェンズ（シュワルツェネッガー）が、最新鋭の車を操り時速300キロを超えるスピードで逃走する凶悪犯罪者を確保するため、仲間と共に最後の砦（ラストスタンド）となって戦いを繰り広げる。
『ターミネーター3』以来、映画のPRとしては10年ぶりの来日となるシュワちゃんは「日本のファンの方々は、いつも忠実に僕をサポートしてくれる。おかげでいつも出演映画は日本でヒットしているので感謝しているよ」とにっこり。今作を出演作に選んだ理由について「アメリカだけでなく、世界中の観客を呼ぶことができる企画かどうかが、自分にとって出演作品を選ぶ大事なポイント。この映画はそういう作品だし、素晴らしいキャラクターに恵まれた、伝統的なアクション映画だ」と説明した。
トーク中盤には吉田が登場し、兜（かぶと）をシュワルツェネッガーにプレゼント。「大ファンであるシュワちゃんにお会いできてとても光栄です」と緊張気味にあいさつする吉田にシュワちゃんは「あなたの活躍は知っている。ひとりの人間が、三つのオリンピックで金メダルを取るなんてありえない。それを達成したことに感銘を受けているよ」と優しく語りかけた。その後シュワちゃんからも映画の役柄にちなんだ保安官バッチが吉田にプレゼントされた。
吉田は、本作について「圧倒的に不利な状況でもあきらめずに、持てる力を振り絞って（主人公たちが）戦う姿に本当に感動しました！」と興奮気味にコメント。それを受けてシュワちゃんは「ハリウッドに働きかけるので、ぜひ現地に来てアクションヒロインをやってください」と吉田に女優業をオファーして会場を沸かせていた。
『ラストスタンド』は『グッド・バッド・ウィアード』『悪魔を見た』のキム・ジウン監督作品。『ラストキング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィッテカー、「ジャッカス」シリーズのジョニー・ノックスヴィルなどが共演している。（古河優）
映画『ラストスタンド』は4月27日より全国公開