ディズニー『オズ』キャラクターが公開!空飛ぶ猿、陶器の少女…ファンタジーたっぷり
映画『アリス・イン・ワンダーランド』のスタッフによるディズニー・ファンタジー大作映画『オズ はじまりの戦い』に登場するキャラクターのビジュアル6種類が公開された。ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズといった豪華女優陣はもちろん、本作ならではの魅力的なキャラクターも紹介されている。
今回公開されたのは、若きマジシャンの主人公オズ(ジェームズ・フランコ)、平和を愛する南の魔女グリンダ(ミシェル)、エメラルド・シティの守護者である東の魔女エヴァノラ(レイチェル)、その妹で純真な西の魔女セオドラ(ミラ)、冒険の案内役となる翼の生えた猿のフィンリーと陶器の少女、そして正体不明な緑の魔女。
中でも「オズの魔法使い」を下敷きにした本作の世界観を最も表現しているのは、フィンリーと陶器の少女というキャラクターだろう。とりわけ陶器の少女はサム・ライミ監督も「間違いなく気に入ってもらえるでしょうね!」と自信をのぞかせているマスコット的存在であり、ストーリー上でも主人公オズの心に変化をもたらす重要な役どころとなっている。
だが製作陣が最も気を使ったのは、やはり主人公オズの造形だ。原作にも登場するとはいえ、本作は原作で描かれることのない前日譚がメイン。整合性を重視しつつも魅力的なキャラクターに仕上げるため、脚本家のミッチェル・カプナーは「オズの魔法使い」をはじめとするL・フランク・ボームの諸作に出てくる断片的な描写を基にした。そうすることで、意外性に満ち、自己中心的でありがらもどこか憎めない主人公が出来上がった。
「原作小説のファンは、『この男は一体何者なのだろう? どこからここにやって来て、どうやって偉大なる支配者の座を手に入れたのだろう?』と長年の疑問を解き明かすこの映画を、興味津々で楽しんでくれると思います」というライミ監督の言葉に偽りはない。大人も子どもも楽しめるファンタジー大作にふさわしい魅力的なキャラクターが登場する本作は、これから「オズの魔法使い」を語る上では欠かせない作品になるはずだ。(編集部・福田麗)
映画『オズ はじまりの戦い』は3月8日より全国公開