「007」シリーズ新刊、9月に全英で刊行
「007」シリーズの新刊が、9月26日に全英で刊行されることが明らかになった。「007」シリーズの著作権を有するイアン・フレミング エステートが、18日(現地時間)、発表した。
ダニエル・クレイグが主人公のジェームズ・ボンド役を務めた映画『007 スカイフォール』が、大ヒットを記録したことも記憶に新しい「007」シリーズ。映画版では、ダニエルのほか、ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンド役を引き継いできたが、原作となった小説でも、初代のイアン・フレミングが1964年に亡くなった後、セバスチャン・フォークス、ジェフリー・ディーヴァーといったさまざまな作家たちがイアンの遺志を引き継ぎ、「007」シリーズを世に送り出してきた。
今回、「007」シリーズの新作に挑んだのは、初代ジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーも出演した映画『グッドマン・イン・アフリカ』の原作者で、脚本も手掛けたウィリアム・ボイド。タイトルやあらすじは発表されていないものの、ジェームズ・ボンドの全盛期、1969年、45歳のジェームズ・ボンドの物語になることが発表されていた。
The GuardianやThe Independentによると、ウィリアムは「最高に刺激的な挑戦」「またとないチャレンジ」などと話し、新作執筆の意欲を示しているという。新作は、9月にイギリスで発売された後、10月にアメリカ、カナダで発売される。(編集部・島村幸恵)