ブルース・リーの伝記映画制作へ
ブルース・リーの伝記映画製作を、映画製作会社QED InternationalとGroundswell Productionsが発表した。ブルースのハリウッドデビュー前の物語が中心に描かれるという。
今回、ブルース・リーの伝記映画製作にあたり、QED InternationalとGroundswell Productionsは、映画『ニクソン』(1995)で第68回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたスティーヴン・J・リヴェルとクリストファー・ウィルキンソンを脚本家に起用した。二人は、『ニクソン』のほか、映画『ALI アリ』『敬愛なるベートーヴェン』、2014年にサシャ・バロン・コーエン主演で全米公開予定のフレディ・マーキュリーの伝記映画(タイトル未定)でも脚本を手掛けており、伝記映画に精通している。
物語の中心となるのは、1965年にカリフォルニア州オークランドで行われたというブルースとカンフーの達人だったウォン・ジャック・マンの一戦。戦いではブルースが勝利したものの、ブルースはこの戦いにより、自分の能力を痛感し、ジークンドーの道を開拓していったといわれている。
QED Internationalのビル・ブロックは「世界で最も有名な武道の象徴的存在、ブルース・リーの魅力的な実話を、スティーヴンとクリストファーの手によりアクションスリラーとして、世にお届けします。世界中の映画ファンを魅了することができると確信しております」と胸を張っている。
なお、ブルース・リーの伝記映画としては、過去に香港で『実録/ブルース・リーの死』(1975)、『ブルース・リー物語』(1976)、ハリウッドで『ドラゴン/ブルース・リー物語』(1993)が製作されている。(編集部・島村幸恵)