シュワちゃん×石原伸晃環境大臣が急きょ対談！
元カリフォルニア州知事で10年ぶりの主演映画『ラストスタンド』のPRのため来日中のアーノルド・シュワルツェネッガーが22日、環境省を訪問して石原伸晃環境大臣と対談した。この初対談は、環境問題に力を入れているシュワルツェネッガーの強い希望で急きょ実現したもので、二人はエネルギー政策も含めて熱心に意見を交わした。
念願の対談を終えたシュワルツェネッガーは、映画のPRで来日中にも関わらずこうした活動を行う理由について、「エネルギー政策や環境問題は地球規模でやらないとダメだと思う。特に一般の人々の協力を得られないと成果を上げられないということを、知事の7年間で学んだんだ」と説明した。
また「（プロモーションとの）相乗効果もあるので、機会があれば話し、世界中の人々の興味を引きたい」と語るシュワルツェネッガーは、俳優という立場を生かして環境問題に広く取り組んでいく気持ちを示した。最後は報道陣に向かって名セリフ「I’ll be back」を発するなど上機嫌だった。
「環境問題一色で、映画の話はありませんでした」とシュワルツェネッガーの熱意を振り返った石原環境大臣。対談前には固く握手をかわし、「初対面なので何と呼んだらいいのか聞いたら『アーノルドで』と言われて。もっと大きい方かと思っていたら、がっちりはしていますけど背はあまり高くなくて。話をさせていただいて楽しかった」と初対談の印象を語った。
『ラストスタンド』は、メキシコへ逃亡を図る超凶悪犯とその進路にある小さな田舎町の保安官（シュワルツェネッガー）らのし烈な戦いを描いたアクション。現在65歳のシュワルツェネッガーが年齢を感じさせないアクションシーンを披露している。（取材・文：中村好伸）
映画『ラストスタンド』は4月27日より全国公開