ディズニー大作『オズ』本編クリップ映像が初公開!壮大な映像美に注目
『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督とディズニーが初めてタッグを組んだ映画『オズ はじまりの戦い』の本編クリップ映像が初公開された。映画『アリス・イン・ワンダーランド』のスタッフが多く関わっている本作ならではの映像美や壮大な世界観を一端がうかがえ、公開が待ち遠しくなること間違いなしの映像だ。
公開されたのは、南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)が、主人公オズ(ジェームズ・フランコ)一行にシャボン玉の魔法をかけ、南の国へと誘うシーン。まるでカラフルでキュートな“魔法の国”を旅しているかのような感覚に襲われることは確実であり、その奥行きのある映像は2Dではなく、3Dになったときに真価を発揮することを予想させるには十分だ。
“魔法の国”という異世界が舞台になっている以上、そこをいかに魅力的に見せることができるかどうかはスタッフの力量次第。その中心となったプロダクション・デザイナーのロバート・ストロンバーグだ。『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』を手掛け、アカデミー賞美術賞を2年連続で受賞したロバートの創り出した“魔法の国”は、オズにとっても、観客にとっても、まさに新世界と呼ぶのにふさわしい仕上がりに。まるで絵画を思わせるその壮麗さは他のファンタジー映画の追随を許さない。
そして圧巻なのは、南の国に到着したオズを住人たちが迎える場面だ。この撮影に使われたセットは約400人のスタッフが4か月かけて作ったものだといい、その壮大さ、そして一つ一つのディテールの作り込みは観客の想像力を刺激してやまないはずだ。
実際、CGとの組み合わせが多かった『アリス・イン・ワンダーランド』と比較すると、本作ではセットや小道具を使用する割合が多かったといい、それこそは映像のリアリティーを重視するサム・ライミ監督のこだわり。ファンタジーでありながらリアルであるという、これまでになかった“魔法の国”が本作最大の見どころであることは、映像を観た人ならば誰もが納得することだろう。(編集部・福田麗)
映画『オズ はじまりの戦い』は3月8日より全国公開