ジョー・カーナハンが『狼よさらば』の監督を降板!
映画『THE GREY 凍える太陽』『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のジョー・カーナハン監督が、『狼よさらば』の監督を降板したことがわかった。Deadlineが報じている。
ジョー・カーナハン監督 映画『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』写真ギャラリー
これは、1974年にチャールズ・ブロンソンが主演したカルト的人気を誇る『狼よさらば』を、パラマウント・ピクチャーズとMGMが提携してリメイクする作品。本作で監督を務めるはずだったカーナハン監督が、キャスティング面で制作会社と折り合いがつかなかったため、降板することになった。
パラマウント・ピクチャーズとMGMは、オリジナルでチャールズが演じたポール役にブルース・ウィリスを考えているようだが、カーナハン監督はその意見に反対していたという。
オリジナル作品では、強盗に愛する妻を殺され娘を暴行された男が、自らの手で犯罪者を殺すことで復讐(ふくしゅう)を行い、次第に殺人マシーンへと変貌していく。町の人々が彼を英雄視する様子と、警察の無能さを皮肉っている点が注目された。
このような骨太な映画に、カーナハン監督は適任と思われていたため残念。制作会社は彼の代役に誰を選ぶのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)