「ランク王国」ラルフ役・嶋村カオルさん死去…番組MCが追悼
TBSの人気番組「ランク王国」のCGキャラクター「ラルフ」を演じた声優の嶋村カオルさんが、43歳で亡くなったことを受け、現番組MCの美咲アヤカが、オフィシャルブログで追悼のコメントを寄せた。
「ランク王国」は、毎週土曜深夜にあらゆるジャンルをテーマにしたランキングを紹介する情報番組。嶋村さんは1995年の番組スタートから17年近くラルフの声を務め、2012年6月から体調不良を理由に休養。関山美沙紀が代役を務めていたが、所属事務所から「平成25年2月25日治療療養中の所、永眠致しました」と発表された。
美咲は、初代の元TBSアナウンサー進藤晶子から続く、番組MCの10代目。28日付のブログで美咲は、緊張の初対面を「とても気さくな方で何もわからないし何もできない私に優しく、大丈夫だよ!と声をかけてくれました」と振り返る。また「カメラが回った途端、スイッチがONになったのがわかるくらいすぐラルフさんになっていました」と嶋村さんのプロ意識の高さを述懐。収録毎に多くのことを学んだといい、「私もそんな生き方をしたいと心から思いました。女性としても声優さんとしてもかっこいい方でした」と思いをつづった。
やはり休養に入る前、嶋村さんの体調は良くなかったというが、仕事を休むことはなかったといい、「嶋村さんのようにここまで仕事をやり続けられる人って実際そんなにいないと思います。素敵な人です」と美咲。亡くなる1か月前に見舞ったのが最後になったといい、「嶋村さんが帰ってくるの、ずっと待ってます。と言ったら、"うん!頑張るから待っててね!!"と言ってくれたのが最後の会話でした」と振り返った。
そして「元気になって欲しいからエールを送りに行ったのに、私が励まされてしまいました。最後の最後まで強い方でした。そんな嶋村さんの事大好きです。これからもずっと」と故人へ思いをはせた美咲は、「これからは関山さんと一緒に嶋村さんの分まで頑張っていくので、より一層応援よろしくお願いします!!」と決意をつづっている。(西村重人)