中村勘九郎、時代劇初挑戦の松坂桃李と初タッグ!堤幸彦版「真田十勇士」上演決定!
中村勘九郎が、時代劇初挑戦となる松坂桃李とタッグを組み、堤幸彦が演出を手掛ける舞台「真田十勇士」で主演を務めることが明らかになった。脚本は、NHK連続テレビ小説「まんてん 満天」などを手掛けたマキノノゾミが担当。2014年1月に、日本テレビ開局60年特別舞台として、青山劇場にて上演される。
「真田十勇士」とは、江戸時代に書かれた「真田三代記」を元に、大正時代に猿飛佐助や霧隠才蔵など架空の人物と、海野六郎、根津甚八、望月六郎など実在の人物を織り交ぜて創作された真田幸村に仕えたとされる10人の家臣のこと。これまでも数多くの作品が生み出されてきたが、昨年には猿飛佐助の三代目を主人公に架空の物語を紡いだ「猿飛三世」がNHK BSプレミアムにてドラマ化、今夏には上川隆也が真田幸村役を務め「真田十勇士」として舞台化されるなど、再注目を集めている。
今回、来年1月に上演が決まった堤幸彦版「真田十勇士」は、中村演じる猿飛佐助が主人公。作品の原点である真田十勇士に焦点をあて、真田十勇士の伝説はなぜ生まれたのか、真田十勇士の真実は何だったのかを描き出していく。なお松坂は、佐助と同じく忍び出身の十勇士、霧隠才蔵役を務める。
脚本のマキノが「今までの『真田十勇士』とは一味も二味も違う新しい『真田十勇士』の物語を作りたいと思っています」と意気込みを語る本作。堤も「『とんでもない』舞台表現、テクノロジー的にも21世紀型のエンターテインメント作品としてチャレンジしたいのですが、同時に日本人の腑に落ちるオーソドキシーを持ち合わせた活劇でありたい」と期待をあおるコメントを寄せている。
中村は、本作を通し、「プライドを持って生きることの大切さや、人間の持っている根本的な部分を伝えたい」とコメント。そんな中村に、松坂は「表現的なことだけでなく、内面に在るものを、ご一緒させていただく3か月という時間の中で、盗めるだけ盗んでいこうと思っています」と全幅の信頼を寄せ、時代劇初挑戦に闘志をみなぎらせている。(編集部・島村幸恵)
日本テレビ開局60年特別舞台「真田十勇士」は2014年1月に青山劇場にて上演予定