ナイナイ岡村、猿人復元の学術モデルに
ナインティナインの岡村隆史が、人類最古の足跡化石(ラエトリ足跡)やさまざまな科学データから360万年前の猿人の姿を完全復元させる「アファール猿人復元プロジェクト」で、猿人復元のための学術モデルに起用されたことが明らかになった。
岡村がいかにして猿人の学術モデルを務めたのか…フォトギャラリー
国立科学博物館名誉研究員で人類形態進化学が専門の馬場悠男氏が監修を務める同プロジェクト。馬場氏は、岡村起用の理由について、「芸人としてまた役者としても、いろいろな場面でさまざまな人物の感情を演じてきた岡村さんだからこそ、この猿人の表情を演じられると判断した」「決して、顔が猿人と似ているからだけではない」と大真面目。
異例のオファーに岡村も「これまでも『猿』や『猿人』に関するオファーはよくありましたが、今回は、国立科学博物館で展示する猿人復元の学術モデルということで、話を聞いたときは、あまりにも真面目な内容に『なにそれ?』とびっくしりました」と驚きを隠せない。
馬場氏は岡村に、父親の「やや緊張した意志の強さ」、母親の「慈愛に満ちた優しさ」、子どもの「無邪気なひょうきんさ」の表情を依頼。岡村が演じた表情と、現時点で得られる最新の学術的データと芸術的な創造力(想像力)を融合させ、3月15日に行われる内覧会でのお披露目に向け、猿人の完全復元に挑んでいるという。
今回、岡村の協力により復元した猿人の学術モデルは、3月16日から6月9日まで開催される「国立科学博物館【特別展】グレートジャーニー ~人類の旅~」にて展示予定。岡村は「真面目に頑張りましたので、笑わないでください!」とコメントを寄せている。
なお、「国立科学博物館【特別展】グレートジャーニー ~人類の旅~」では、ほかに世界最古のミイラ文化を持つチリ、アタカマ砂漠のチンチョロミイラの日本初展示、異文化の象徴でもある南米部族の干し首の10年ぶり展示なども行う予定。科学好きにはたまらない特別展となりそうだ。(編集部・島村幸恵)
は国立科学博物館にて3月16日から6月9日まで開催