阿部寛『テルマエ・ロマエ』で最優秀主演男優賞!日本アカデミー賞初受賞で快挙!
阿部寛が、映画『テルマエ・ロマエ』で第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した。優秀主演男優賞受賞者には、役所広司、堺雅人、野村萬斎、森山未來といった強豪が名を連ねたが、今回が日本アカデミー賞初受賞だった阿部が、「最優秀」という栄冠を手にした。
阿部は、受賞の喜びを「まさかと思いましたけどね。この作品は、コメディーでやらせていただきまして、震災があった次の日にイタリアに行って、その気持ちを大切に作った作品です。イタリアの方々にも協力していただきました。こんなにでかい体なのに、鳥肌が立って情けないです」とコメント。
『テルマエ・ロマエ』では、阿部のほか、市村正親、北村一輝、宍戸開といった顔の濃い俳優たちが古代ローマ人役を演じたことが話題となったが、阿部は「今度は日本人役で(日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を)お願いしたいです」と付け加え、会場を笑いに包んだ。
ヤマザキマリの同名漫画を原作に、現代日本にタイムスリップできる体になってしまった阿部ふんするルシウスが、日本の風呂技術を古代ローマに取り入れていくさまをコミカルに描いた本作。興行収入59億8,000万円の大ヒットを記録しており、続編が2014年ゴールデンウイークに公開されることも決定している。(編集部・島村幸恵)