サンド伊達、震災から2年、復興への願い「直接見て、聞いて、感じて欲しい」
宮城県仙台市出身のお笑い芸人サンドウィッチマン・伊達みきおが、東日本大震災から2年となる11日、「是非とも被災地を直接訪れて欲しい」「直接見て、聞いて、感じて欲しい」と被災地復興への願いをブログにつづった。
震災当日、宮城県気仙沼市でロケを行っていた伊達。2年がたったこの日も昨年と同じく気仙沼を訪れ、「東日本大震災により、関連死を含めると2万人を超える方が亡くなりました。そして、未だに2600人以上の行方不明者もいます。14時46分、僕らが津波から避難した安波山で黙祷しました」と報告。
アナウンスやサイレンの音で当時を思い出したといい「車のクラクションを鳴らし続けながら津波から逃げようとしている車とか、まだまだ鮮明に覚えています」と打ち明けている。そして「2年経っても、復興って言葉はまだ使えない」という現地住民の声を代弁し、「直接訪れてみるのとテレビで見るのとはまったく違います。直接見て、聞いて、感じて欲しいです」「旨いもん食って温泉入って、お土産買ってまた誰かに伝えて下さい」と切に願っている。
「貴重な経験として。もう二度とこんな沢山の犠牲者を出さない為にも。2万人を超える方が、身体を張って教えてくれた教訓を生かす為にも」とメッセージを送った伊達は、今後も被災地の現状を伝える役割をサンドウィッチマンらしく果たしていくという。
同日、相方・富澤たけしも「地域や一人一人で状況が違います」「まだまだ何も終わっていません」とブログに思いを記し、2年越しで受け取った約束のキーケース秘話も明かしている。(清水一)