AKB48が被災地10か所で復興支援ライブ…大島優子、また来てくれたの声に感激
人気アイドルグループAKB48のメンバー60人が3月11日、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の東北3県10市町を、それぞれ6名のチームに分かれて訪問し、復興支援ライブを行った。
これはAKB48グループが震災直後に発足した「誰かのために」プロジェクトの一環。これまで募金活動をはじめ、定期的な被災地訪問活動を行っており、震災からちょうど2年となるこの日は、60人のメンバーがそれぞれ岩手県の大槌町、山田町、陸前高田市、釜石市、宮城県の気仙沼市、亘理町、女川町、多賀城市、そして福島県の南相馬市、いわき市の計10か所を訪問した。
各地で追悼施設などを訪問したメンバーたちは、それぞれ震災の起きた14時46分に黙とう。ライブや握手を通して、被災地の人々と交流した。大槌町の訪問は2回目という大島優子は、「また来てくれたんだね、ありがとう!」と言ってもらえたといい、「2年前お邪魔したときは皆さんとお話ししてもどう答えたらいいか、何て返したらいいかわからなかったんです。でも今日は『2年前に受験頑張ってねって声をかけてもらって、受かりました!』って言ってくれた学生さんがいて、昔話を友達や親戚とするような感じでうれしかったです。2年前に始めたことが今につながっているんだなと思いました」と心情を語る。
11日の訪問には不安も強かったという篠田麻里子は、陸前高田市を訪問し「たくさんの皆さんがすごく喜んでくれているのを見て、本当に来られてよかったな、と思いました」とコメント。また釜石市での温かい歓迎に「本当にうれしかったですし、こういうかけがえのない時間を共有させていただけたことがとてもありがたい」という高橋みなみは、「わたしたちが出来ることは絶対にあると思っている」と語り、「48グループを通じて皆さんと触れ合って、話を伺ったりとかライブを通して笑顔になっていただいたりと、微力でも活動を続けていきたいです」と支援活動の継続を誓った。
この日は、全国4か所の劇場で「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト2013~」公演も実施。各劇場でパフォーマンスが披露されたほか、MCコーナーでは被災地への思いが語られ、同プロジェクトを通じた支援を続けていくことを、AKB48グループとして改めて約束した。(編集部・入倉功一)