ノオミ・ラパスを直撃!コリン・ファレルと共演し、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の監督と再タッグを組んだ新作とは?
映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』、『プロメテウス』のノオミ・ラパスが、コリン・ファレルと共演した話題作『デッド・マン・ダウン(原題) / Dead Man Down』について語った。
ノオミ・ラパス出演 映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』写真ギャラリー
同作は、ニューヨークのギャング、ビクター(コリン・ファレル)は、かつて組織のボスに家族を殺され、その復讐のために名前を変えて組織に加わっていた。だがある日、組織の一人を殺そうとした際に、隣のビルに住むベアトリス(ノオミ・ラパス)にその行為を目撃される。しかも、彼女はその行為を黙認する代わりに、ある条件を彼に突きつけてきた。果たして彼は、復讐を成し遂げられるのか?そして、彼女の条件とは?というサスペンス・スリラー作品。監督は『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のニールス・アルデン・オプレヴで、再びノオミ・ラパスとタッグを組んでいるのも注目だ。
ノオミが演じたベアトリスとは「1年前に車にひかれて、瀕死の目にあったけれど助かったの。でも彼女は、死んだ方がましだと思うほど、顔に傷跡が残っていて、自分のことを奇人だとも思っている」と傷ついた女性であることを明かし、さらに「イザベル・ユペール演じるかわいらしい母親が居る。でも、ビクターの殺人行為を見たことで、ある条件を彼に突きつけ、その条件が彼女を自由にさせ、もとの人生に戻れると信じているわ」と明かした。
顔が傷だらけのメイクアップについて「わたしは、キャラクターのルックスをいつも気にしていて、そのふさわしい衣装とメイクアップにはこだわっている。だから、朝起きたばかりなのに、メイクアップが施されているような状態は嫌で、あくまでリアルを追求しているわ。今回のように顔に傷がある場合は、どの程度傷をつけるべきか、ニールス監督と事前に話し合ったの。個人的には、もっと傷ついた顔にしたかったけれど、ニールスの意見を取り入れたメイクアップになった。メイクアップは、毎朝約3時間かけて施し、その間は音楽を聴いていたわ」と語った。
普段、アメリカ作品にほとんど参加することのない女優イザベル・ユペールとの共演について「この映画の脚本を執筆し、製作も務めたJ・H・ワイマンが、わたしとニールスに母親役のNo.1候補を誰にするか聞いてきたの。我々はイザベルの名を挙げたけれど、彼女は多くの作品を断ってきていて、絶対に彼女が出演してくれるとは思わなかった。それでも、ニールスはイザベルにコンタクトしたの。当然、彼女は無理みたいだったから、そこで私は思い切って彼女に長いE-mailを送ったの。そこには、いかにわたしが彼女に影響されてきたかを記したの」と、それがイザベルを動かしたようだ。
最後に再びタッグを組んだニールス監督について、セットでは二人ともお互いの意見を譲れないため、時々ぶつかることもあるけれど、いつも必ず良い作品になっていると思うと答えていた。映画は、ビクターを追いつめていく組織がスリリングで、さらに派手なアクションが魅力の作品となっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)