やっぱり春は『ドラえもん』!大ヒットスタートで初登場トップ!
映画週末興行成績
春は「ドラえもん」という流れがすっかり定着しているようで、今週の国内動員ランキングは、『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』が初登場でダントツの1位となった。全国353スクリーン公開で、土日2日間成績は動員59万7,899人、興収6億6,729万1,850円となっている。
『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』写真ギャラリー
2006年からスタートした新シリーズ最高興収36億2,000万円を記録した前作『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~』との土日興収対比で120.5パーセントを記録し、興収40億円突破も確実視されている本作。ドラえもんのひみつ道具を前面に押し出した内容に、かつて同作に慣れ親しんだ親が子どもと鑑賞する姿が例年以上に見られたという。客層は0~12歳が60.2パーセントを占めた。
2位にはサム・ライミ監督が「オズの魔法使い」の前日談を描く『オズ はじまりの戦い』が初登場。3月8日の金曜日に全国584スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員18万4,281人、興収2億6,990万9,900円。3日間累計では動員23万2,076人、興収3億3,643万5,800円と大ヒットスタートを切った。男女比は35対65と女性客が多数来場している。
先週初登場トップの『フライト』は2ランクダウンで3位。公開4週目の『ダイ・ハード/ラスト・デイ』は4位。公開8週目の『テッド』は5位で、累計動員は283万943人、累計興収は38億5,701万4,300円を記録。公開12週目とロングラン中の『レ・ミゼラブル』は6位で累計動員445万6,227人、累計興収54億4,327万8,550円。昨年の洋画興収ナンバー1『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の最終興収53億8,000万円を超えた。7位は『ジャンゴ 繋がれざる者』。『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』は8位とベストテン圏内をキープした。
9位の『脳男』は公開5週目で累計動員は88万1,486人、累計興収は11億2,310万1,500円。『遺体 明日への十日間』は先週の13位から10位に。東日本大震災が起きた2011年3月11日から約2年ということで、多くの人が劇場に足を運んだようだ。『アルゴ』は先週からワンランクダウンの11位となった。
今週末は『プラチナデータ』『映画 プリキュアオールスターズ New Stage2 こころのともだち』『クラウド アトラス』『ひまわりと子犬の7日間』『シュガーマン 奇跡に愛された男』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)