映画版「はなかっぱ」の大冒険に、江角マキコ、松嶋尚美が母親としての顔をのぞかせる
『映画はなかっぱ 花さけ!パッカ~ん♪ 蝶の国の大冒険』の完成披露試写会に、ゲスト声優として参加した江角マキコと松嶋尚美(オセロ)、中川里江(はなかっぱ声優)、はなかっぱ(着ぐるみ)が登場。母と子や友だちとの絆を描いた映画の内容に、母親として子育てをしている江角と松嶋は「叱ることも必要だけど、子どもの強さを見守ることも大事なんだなと実感した」と振り返った。
幼稚園児の好きなTV番組、堂々第1位を誇るNHK Eテレの大人気アニメ「はなかっぱ」。その初の劇場版となる本作がいよいよ公開となる。映画版では、はなかっぱとなかよしの仲間たちが、突然さらわれてしまった村のお母さんたちを助けるため、やまびこ村を飛び出して冒険の旅に出る。目指すのはお母さんたちが捕らえられている蝶の国。江角はその蝶の国の女王ヘレナ役を、松嶋は蝶の国の王子の教育係コノハ役を担当している。
今回声優として参加したことについて、松嶋は「いま1歳3か月の息子がもう少ししたら、『はなかっぱ』にお母さんが参加してるってわかるはず。そのときは自慢したい」と顔をほころばせた。一方、江角は「あまりにも子どもたちに人気なので待ちに待った感じと、少し緊張も」と少し意外な面も。はなかっぱ役の声優、中川は「はなかっぱ」の声を交えながら「制作スタッフや声優さんの結束がとにかくすごい。映画化はほんとにうれしい。バーン」と会場を沸かせた。
妊娠7か月をもうすぐ迎える母親としての顔を見せながら、松嶋は「子どもを注意しすぎるのも、萎縮させちゃうんだなと思う。映画の最後は、自分を振り返って泣きそうになりました」と語ると、江角も「子どもに体験、冒険させることって大事。心の強さを見守ってあげたい」と、2児の母である経験の強さをにじませた。「はなかっぱくんが、今回の冒険でどれだけ強くなったか、みんなも見守ってね」と、最後に会場に詰めかけた大勢のちびっこたちにも、メッセージを送っていた。
この日はまた同じ壇上で、はなかっぱが、熱海港と熱海市の初島を結ぶ直行船(イル・ド・バカンス号)の「1日船長」そして「熱海はなかっぱ探検隊長」に任命され、齊藤栄・熱海市市長より賞状も贈られた。映画公開を記念する熱海市のイベントとして、3月20日から4月7日まで、イル・ド・バカンス号をはなかっぱ号、初島をはなかっぱ島と呼んで島への冒険をPRする。3月24日には実際に、はなかっぱが一日船長としてはなかっぱ号に乗船する催しもある。 (取材/岸田智)
『映画はなかっぱ 花さけ!パッカ~ん♪ 蝶の国の大冒険』は4月12日より全国ロードショー
『ザッツ・はなかっぱミュージカル パンとごはん、どっちなの!?』も同時上映