クエンティン・タランティーノ監督作、『ジャンゴ』で中国初公開へ!
クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』が、4月に中国で上映されることが決定した。タランティーノ監督の作品が同国で上映されるのは、これが初のことになる。
これは米ソニー・ピクチャーズとワインスタイン・カンパニーが発表したもので、公開日は4月11日。これまで数多くの監督作を世界中でヒットさせてきたタランティーノ監督だが、以外にも同国における監督作の上映はこれが初になるという。
中国の映画市場は近年さらに急成長を遂げており、特にハリウッド映画の上映に関しては、中国映画が押され気味といわれるほどの人気。中国政府傘下の企業が公開時期を仕切っていることや、厳しい検閲による本編のカットなどが取り沙汰されるものの、ハリウッドにとっても重要な市場になっている。
latimes.comでは、『ジャンゴ』の同国における上映期間は、多数の外国映画と同様、1か月ほどになると見込んでいる。全世界興行収入は、現時点で4億230万7,344円(約362億766万960円・1ドル90円計算)と、大ヒットを記録しており、この数字を大幅に更新することになりそうだ。
映画『ジャンゴ 繋がれざる者』は19世紀中期のアメリカ南部を舞台に、元奴隷の男ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が賞金稼ぎのシュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と手を組み、妻奪回のため戦う姿を描く西部劇。先月発表された第85回アカデミー賞で、助演男優賞と脚本賞を獲得している。(西村重人)
映画『ジャンゴ 繋がれざる者』は全国公開中