ファンの前歯を破壊!ガンズ・アンド・ローゼズのアクセルが訴訟の危機
ガンズ・アンド・ローゼズのファンの男性が、同バンドのボーカル、アクセル・ローズが客席に投げたマイクで前歯にケガを負ったとして、訴えを起こす姿勢を見せているという。
報じたThe West Australianによるとバンドは、現地時間9日にオーストラリアの都市パースで行ったライブに出演。終了時にアクセルが客席に向かってマイクを投げたところ、それが観客の一人ダーレン・ライトさんの前歯に当たった。ダーレンさんはこれにより、前歯が大きく欠けてしまい、神経まで露出、唇にも傷を負ってしまったという。
マイクが当たったときの状況について、「誰かにパンチされたと思った」というダーレンさん。口の中の欠けた歯があることを確かめた後、マイクを求めた観客が自分の周囲に集まっているのを見て事態に気がついたとのこと。現在ダーレンさんは、負傷した歯の治療費を求めてアクセルに対して訴えを起こす準備を進めている。
「アクセルが意図してマイクを投げたとは思っていません。しかし、実際にマイクはわたしに向かって飛んできたのです」と言うダーレンさんは、「負傷の度合いがこれだけで済んだことの方が驚きです。とにかく誰かに治療費を支払ってほしいんですよ」とコメント。ちなみにライブ関係者から、アクセルがサインしたマイクを贈呈するという申し出もあったというが、ダーレンさんいわく「マイクに歯が治せるとは思えませんし、治療費も払えないでしょう」と断ったとのこと。オーストラリアでは歯医者での治療費に政府の補助がなく、非常に高額。大ファンのバンドとはいえ、さすがに「名誉の負傷」とは思えなかったようだ。(西村重人)